東日本大震災
2011.3.11(金)14:47

2011年3月11日(金)、午後2時47分 仕事中、グラッときた。
普通なら、「あ、地震だ!」程度で済ますところだが、なぜか動画記録をしなきゃいけない気がした。
携帯を取り出し、録画を開始するのに30秒程度?
とにかく、2時47分33秒、携帯録画を開始した。
(これってすごいと思わない?!)

揺れている時間が異常に長い!
(この地震で、この事務所は崩落の危険があるとの事で使用禁止)

外に出て、周辺の状況を見ると徐々にただ事では無い事が判ってきた。
屋根瓦が落ち、大谷石の塀は倒れている。
停電で信号が消えているので道路は渋滞。

携帯は通じないが、メールで家族全員無事であることが確認できた。
ちなみに、ソフトバンクはメールもダメ。
ドコモは通話がダメ。
auは、何回かリダイヤルすると繋がる感じ。
災害に強いのはauか?!

電気が無いと、暗い・ご飯が炊けない・コタツ、ファンヒーターが使えない。
当然、ネットも出来ない。テレビも見られない。
水が無いと、手が洗えない、トイレが使えない、料理が出来ない。
電話も通じず、情報伝達の手段が無い。

余震が多く、本震に負けないぐらいの揺れが頻発している。
いつの間にか、家が壊れた、家に居られないという者がワラワラと湧いてきている。
職場のみんなで、避難所に誘導、行政と連携し、発電機・照明・暖房器具等を手配。

その晩は、家に帰らず車の中で過ごし避難所の世話をする。
翌日から、水・食糧・燃料の確保・配給作業のお手伝いをし、あっという間に10日が過ぎた。

波打つ地面
液状化!?
築10年の我家 (+_+)

屋根がボロボロ
ハァ・・・・。

家の後ろの電気温水器も倒れ壊れた。

モノが入ってくるのはいつになるかわからないとの事。
土嚢を作り、ブルーシートで屋根の養生をしてもらう。
こんな状況。

周辺一帯、屋根がブルーシートだらけ。

大工さん曰く、瓦や瓦屋さんが手一杯で間に合わない。
来てくれるまで半年以上かかるんじゃないか?との事。

近い将来、グーグルマップの衛星写真がブルーのツギハギ屋根だらけになるはず。
大活躍したスーパーカブ!

携帯の充電もできるし、燃費もいい!

今回の災害で、バイクが見直されるんじゃないかと思う。
3月15日(火)

朝、4時から1時間並びスーパー銭湯に入る。

生き返った。
自衛隊さん
ありがとう!!
3月18日

スーパーはまだ行列。
3月24日 春分の日

春のお彼岸だが、お墓はこの通り・・・・。

ZRX1200Rは、倒れず30cm程度動いていただけ。
それに引き替えカブ、レッツ4、XR50Mは倒れていた。(根性無し!!)

・怖いものの順番に、地震、雷、火事、親父。なんで地震が一番?と思っていたが、これは正しい!!
・水、電気、燃料、どれが欠けても現代人の生活は出来ない事がわかった。
・みんなスゴイ!!電気が来ないのでATMの警報は鳴らないはず。それでもATMを壊そうともせず、隣の水の行列に数時間も並んでいる!日本人でよかった!!
・電気自動車に未来は無い。こんなの停電になったらただの箱だ。
・地震速報システムは無駄!!何の役にも立たない!維持に数億円かかっているだろうから今すぐやめるべき!
・避難所、、、、これも考え物。最後は浮浪者の集まりと化している。

終わったように書いているが、我が家はまだまだ被災の現在進行形。
しばらく、お風呂難民で、家の修復費をどうするか・・・。
でも、津波の被災者に比べたらなんでもない!と思うしかない・・・。

しかし、余震が多い!
どうも日本は、地震時代に入ったらしい。
『日本の地殻は、言わばパンドラの箱が開いてしまった状態にあります。これまでの地学的に平和で安定した時代は終わりを告げたと認識し、どうか頭を切り替え、限られた資源とマンパワーを有効に配分してください。』 静岡大学防災総合センター教授 小山真人

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